相棒が、大学の部屋を掃除したときに発掘された古い方位磁針をぼくにくれた。野帳に挟んで、方位を確認しながらメモを取れるようになっている。ぼくは、最近庭仕事を始めた彼女に、”Derek Jarman’s Garden”を贈った。とても良い本だ。ちなみに、写真に写っているのはLingisの”Wonders seen in Forsaken Places”。これもまた素晴らしい本。
英語などろくすっぽ読めないけれど、彼女と寝そべりながら、分かりもしない英文を読み、写真を眺める。
ぼくらは、実はもう死んでいるんだよな、と、ふと感じる。