弘前旅行

弘前に行ってきました。思いがけずねぷたまつりを見ることもでき、ひさしぶりに、仕事と研究から解放された数日間を過ごすことができたように思います。というのは嘘で、ぼくはお祭りの熱狂というのがどうも苦手でして、でもいまの研究テーマは原初的な共同性とは何かを問うことであって、ではこの群集のなかで独りであると感じるのはなぜかとか、そもそもここに現われているのは本当に共同性なのかとか、結局、いつでも頭のどこかでがりがりがりがり、「なぜ」の歯車が回り続けています。

とはいえ、旅行らしい写真はあまり撮れなかったにせよ、バッテリーが切れるまで写真を撮り、ほんの少し、気持ちに余裕が戻ってきたのを感じます。

ねぷた
30mm、F2.0、1/50秒、ISO400、WB:オート、クリエイティブスタイル:スタンダード

日本基督教団弘前教会
30mm、F2.2、1/60秒、ISO200、WB:オート、クリエイティブスタイル:スタンダード

蓮
60mm、F3.5、1/400秒、ISO200、WB:オート、クリエイティブスタイル:スタンダード

天空と鳥
30mm、F11、1/640秒、ISO200、WB:オート、クリエイティブスタイル:スタンダード

鴎
60mm、F11、1/500秒、ISO200、WB:オート、クリエイティブスタイル:スタンダード

弘前、良いところでした。また来年、訪れようと思っています。

The sky in NY


SONY α700(DSLR-A700) + シグマ 30mm F1.4 EX DC, F1.4, 1/15秒, ISO200, WB:オート, CS:AdobeRGB

7年ぶりのアメリカ。以前に訪れたミネソタとは異なり、街全体が良くも悪くも尖っていた。いろいろなものを見たけれど、すべてが抽象的に渦を巻くひとつの印象に塗りこめられ、いまはそのひとつひとつを取りだすことはできない。それでも、幾つか記憶に残っているものを書いてみよう。肥満で膝を痛め杖をつく人びと。地下鉄のホームでギターを弾きつつ歌っていた少女。若いアーティストが集う街区のカフェテリアでは、男の店員が壜のキャップを手で空け、得意そうに笑っていた。おとなしすぎる犬たち。事故を起こしかけた歩行者と車の運転者が喧嘩をし、大通りの向こうからも人が野次を飛ばし見物する。巨大な鉄の塊でバリケードが組まれたウォールストリート近くの街路。タクシーの運転手はつねに、ヘッドセット越しに歌うように何かを連絡していた。Bellevue Hospital Center。アパートメント屋上のペントハウスから眺めたNYの夜景。ニイハオ、と挨拶をしてきたブロードウェイの呼び込み。
JFKに向かう地下鉄を乗換駅で降りたとき、若い黒人の車掌が身を乗りだし、ぼくにずっと手を振ってくれていた。ぼくも、手を振りかえした。